2011年9月6日火曜日

技適マーク~適法・違法のグレーゾーン

 
  今回、香港で、スマートホンXperia Neo (MT15i)を購入してきました。Android端末は、簡単に、日本語化できるので、海外で買っても、使いこなすのは難しくないといえます。
 そういうことなんですが、海外のAndroid端末を日本で利用する場合、法的な問題が発生するようで、簡単ではない事情があります。日本の国会議員がアメリカで携帯電話を買ってきて、それを使っていると「騒ぎ」もあったとか・・・?

 日本で販売される携帯電話やスマートホンは、日本の「TELEC」の「技適マーク」が必要とのことです。しかし、海外で販売されている携帯電話やスマートホンには、FCCやCEといった、欧米の電波法基準に合致するマークが付いていますが、その一方で、日本の技適マークはほぼ付いていません。iPhone 4の場合は、技適マークが表示されるようですが・・・。ただ、私の購入したAndroid端末は、日本で販売されており、表示が無くても「技適マーク」の基準をクリアというか、取得をしていると思われるますが、確認する方法はありませんが・・・。

 上記の写真は、スマートホンXperia Neo (MT15i)に、香港/中国移動香港(PEOPLES)のSIMカードを挿しこんだものです。写真の映りが良くないので、見にくいかもしれませんが、右上の電波状態を示す表示の上に、「R」海外ローミングの表示があり、ドコモの回線をローミング利用しています。これは適法の利用方法とか・・・。
 それはそうですよね。香港の人が、普段使っている携帯を持って日本に来て、ローミングで使っている風景と同じですから、こちらは合法なんです!!確かに、私も、海外へドコモの携帯を持って行って、国際ローミングで使用していますが、別に、この携帯電話機に、その使っている国の「技適マーク」はありませんが、全く問題なく使えますから・・・。
 海外から持ち込んだ携帯電話やスマートホンは、他国のSIMカードを挿したまま、国際ローミングで、ドコモの電波網を使うなら合法で問題はないのに、日本のSIMカードを入れる場合だけ、グレーゾーンというのは、一市民としては理解不能な話ではないかと思います。
 私の買ったスマートホンXperia Neo (MT15i)には、b-mobileのSIMカードも挿していることがありますが、こちらもドコモの回線を利用しています。この場合も問題無くデータ通信ができますが、「技適マーク」が確認できないので、グレーゾーンとか??同じスマートホンで、同じドコモの電波を使っているのに、適法になったり、グレーゾーンになったり・・・。 

 こうした分かりにくい仕組みは、是非、利用者本位に改善して欲しいですね。SIMロックをかけて、携帯電話機と回線をセットで売る時代が終わりを告げているのに、総務省は何時まで、現実離れした政策を続けていくのでしょうかね?

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